1.本製品について
1.1
概要
シリアル通信サーバSCSは、RS−232C(シリアル)をイーサネットLANに接続する通信ソフトです。RS−232C(シリアル)/LAN変換ソフトとして使用できます。SCS操作の構成を次に示します。
SCSはTCP/IPのサーバ側プログラムです。ユーザはTCP/IPのクライアントになってSCSと通信します。SCSの動作は画面またはコントロール接続を使って設定できます。 設定された内容を保存しておくと、次回の起動時に保存された内容で動作します。
8本のデータ接続を使用して8本のシリアルポートをTCP/IPポートに変換できます。
コントロール接続を使用して8本のデータ接続を制御できます。
1本のシリアルポートのデータを同時に8本のTCP/IPポートで受信できます。
画面設定で8本のデータ接続が使用できます。
シリアルポートは送信データの遅延を行うことができます。(Ver2.10の機能)
SCSの概観を次に示します。
1.2
用途
SCSは次のような用途に使用できます。
パソコンのRS−232C(シリアル)ポートをイーサネットLAN環境に簡単に接続できます。
RS-232C通信プログラムをTCP/IP通信プログラムで行えます。
1本のシリアルポートを複数のTCP/IPポートで受信できます。
1.3
必要なシステム
基本ソフトウェア
日本語版のMicrosoft Windows 2000, XP, NT
パソコン
上記基本ソフトウェアが稼動するパソコン
1.4
インストール
SCSのインストール方法を説明します。お使いのシステムがWindows2000,WindowsXP,WindowsNTの場合は、管理者制限でインストールしてください。
CD−ROMの場合は、CD−ROMドライブにSCSのCD−ROMをセットします。自動的にインストール用プログラムが起動し、スタートアップ画面が表示されます。
インストーラ付ファイルをダウンロードした場合は、ファイルscs210.exeをクリックしてインストール用プログラムを起動してください。インストール用プログラムは、指定されたインストール先ディレクトリに以下のファイルをコピーし、[スタート|プログラム]メニューにアイコンを登録します。
インストーラなしファイルをダウンロードした場合は、scs210.lzhを解凍してscs.exeを起動してください。
SCSの関連ファイル
scs.exe
シリアルサーバプログラム本体
manual.htm
操作マニュアルファイル
SCS.HLP
ヘルプファイル
SCS.CNT
コンテンツファイル(ヘルプの目次ファイル)
scs.txt
設定テキストファイル
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